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Kaigi on Rails 2022 感想記【前編】〜スピーカー編〜

こんにちは、ふーが です。
10/21 - 22 で Kaigi on Rails 2022 が開催されました。楽しかったですね!

今回ぼくはスピーカーとして登壇させてもらい、オーガナイザーとして運営にも携わりました。それぞれの視点での感想を前後編にわけて書きたいと思います。

発表内容

ぼくは今年の 3 月に異業種からエンジニアに転職して、エンジニア歴としては 8 ヶ月くらいのいわゆる "newbie" です。
そんなぼくが入社 2 〜 3 ヶ月目くらいの時期からプロジェクト(稼働 7 年長の Rails アプリケーション)に型の導入をし始めました。当時は「型があることによる開発体験を Ruby でも感じたい」「興味があるのでどんな感じなのか試してみたい」という気持ちで始めたのですが、進めていると "newbie 目線" でさまざまなメリットがあることがわかってきました。
プロジェクトに参画したとき、newbie には newbie なりの苦悩があるのですが、型の導入はそれらを解消する一助となるものだったのです。

同じように苦悩している newbie がいるならばぜひ型導入をやってみてもらいたいと同時に、newbie の独断で型を導入することができないと思うので実際の運用面も含めたチームへの提案方法の一例を紹介したりしました。登壇資料は以下です。

speakerdeck.com

ご視聴くださった皆さん、採択してくださった運営メンバーの皆さん、レビューしてくださった同僚の皆さんありがとうございます。

登壇裏話

発表の冒頭でぼくがプロジェクトに型を導入することになったきっかけとして「EM である @koic さんに背中を押してもらって導入を進めることになった」というお話をしました。
実はこのとき、同時に「導入する過程などを Kaigi on Rails で話せるといいよね。newbie が導入を進めた、という話は今のふーがさんにしかできないので。」ということも言っていただいていました。これぼくにとってすごく大きくて、興味のある分野に挑戦させてもらった上でその成果を Kaigi on Rails という大舞台で発表できたらそれほどうれしいことはないなとすごく胸が高鳴ったのを覚えています。

そんなわけで CFP 募集が始まる前からぼくの発表したい内容はおおむね決まっていて、まさにこのとき話したような「今のぼくだからできる発表」ができたのではないかと自負しています。来年もまた "最新の自分" で自分にしかできない発表をできるように 1 年がんばっていこうと思います。

さらに裏話

今回の登壇資料のスライドに以下のようなスライドがあったのに気づいたでしょうか。

このスライドはぼくが所属している永和システムマネジメントの伝統芸(?)で、@kakutani さんがオリジナルを作り、それを @koic さんが受け継いで使われていたとお聞きしました。前日にあった会社のオンライン飲み会でこのスライドの話になり「"提供" スライドを使ってみたい人生だった」と発言したところ、@koic さんが素材をくださったのでさっそく今回の登壇資料で使わせてもらったのでした。
特に使うのに資格が必要とかいうわけではないと思うのですが、なんとなく永和の一員として認めてもらえた気がしてうれしかったです(きもちの問題)。

懇親会とか

今回は休憩時間に SpatialChat で用意されたスポンサーブースで Ask the speakers area が用意されていたのですが、登壇後にそこで同じく型の導入のお話をされた しゅん さんとお互いの導入の状況だったり困りポイントだったりをお話しできてうれしかったです。
After Party ではフィヨルドブートキャンプの卒業生とお話しできたり、刺激を受けたセッションのスピーカーに直接感想を伝えられたりしたのも楽しかったです。
あとはご本人と「やんちゃクラブ」を一緒に視聴するという貴重な経験もできました。
心残りは Asakusa.rb のパブリックビューイングに参加したかったなぁ…というところですが、スタッフ業もあったためまたの機会を楽しみにしておきます。

そんな感じで自身の発表も含め 2 日間楽しく過ごしつつたくさん刺激をもらったカンファレンスでした!運営の皆さん素敵なカンファレンスをありがとうございます。