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Kaigi on Rails 2022 感想記【後編】〜Organizer 編〜

こんにちは、ふーが です。

Kaigi on Rails 2022 が終了して 1 週間以上が経ち、いつの間にやら 11 月になっていました。月日が経つのは早いですねぇ、あっという間にアドベントカレンダーの時期が来て年を越して、RubyKaigi 2023 の CFP 募集も始まってしまう…!

さて、Kaigi on Rails 2022 終了直後にブログを書きました。 fuga-ch85.hatenablog.com

こちらはスピーカーとして登壇させていただいた感想をメインに書きました。今回は、Organizer として運営に携わったことについて書きたいと思います。
今年から Organizer として関わらせてもらっているため、初めてカンファレンス運営に関わってみての視点で書いていきます。

きっかけ

ぼくは フィヨルドブートキャンプ というプログラミングスクールの出身なのですが、そこの卒業生であり Kaigi on Rails Organizer でもある ちろる さんからお声がけいただいたのがきっかけです。当時、一緒に輪読会をしていてそのよしみで誘ってくださったのだと思います。

ただ当時ぼくが絶賛転職活動中だったこともありすぐにはお返事できず、転職活動が終わってから正式に参加させてもらう形で参画しました。なのでたしか今年の 2 月くらい?から正式に迎え入れていただいたと思います。

主な仕事内容

Kaigi on Rails チームでは明確な役割分担がほとんどされていません。どんな仕事があるか記憶にある限り書き出してみると

  • スポンサー企業様とのやり取り
  • Web サイトまわり
  • cfp-app まわり
  • sponsor-app まわり
  • スポンサーブースのもろもろ
  • CFP 採択
  • スピーカーへの案内、対応
  • 配信まわり
  • お金まわり
  • 託児サポート
  • Twitter 運用
  • プレイベント

などなどです。

配信やお金関係はやる人が固定化されている感はあるものの、その他はできる時にできる人がやりましょう!というスタンスでした。
Chief Organizer の大倉 さんが「カンファレンス運営は趣味でやっている」と公言(?)しているとおり、チーム全体として無理なく楽しくやっていこうぜ!という雰囲気です。

会期中のこと

上記は会期が始まるまでの準備期間にやっていた内容で、会期中は会期中で役割分担をして運営をしていました。こちらも記憶の限り書き出してみると

  • 配信
  • Twitter 巡回
  • スポンサーブース対応
  • YouTube のコメント管理
  • スピーカーの呼び込み、案内
  • トラブル対応
  • 司令塔

などなどです。

オンライン開催のため Organizer がどこかに集まって…ということはなく、それぞれ自宅から Discord のボイスチャンネルに繋いで業務連絡をしつつ、それぞれの担当をこなしていく、という感じで進めていました。

ぼくは YouTube の映像・音声チェックやコメント管理を担当しました。

終わってみて

今回初めてカンファレンスの運営側として参加してみての感想です。

反省

一番反省というか後悔しているのは「様子見期間が長すぎてあまり力になれた実感がないこと」です。

前述のとおり明確な役割分担がないため、会期を終えた今だからこそどんな仕事内容があるのかがわかりますが、参画当初はその辺もわからなかったし自分がどんな立ち居振る舞いをすれば良いかもわからず、だいぶ長いこと様子見をしてしまっていたなぁと思います。あとは RubyKaigi や Kaigi on Rails で登壇させてもらえることになり登壇準備で余裕がなくなってしまったのも理由の一つです。「自分がいる意味あるんだろうか」という気持ちになっていました。ぼくがいなくても Kaigi on Rails は開催されるだろうし、Organizer として関わる意味を見失っていた気がします。

RubyKaigi 2022 が終わって一息ついた頃、少し余裕ができたこともあり改めて自分が Kaigi on Rails に Organizer として関わる理由ってなんだっけ、と自問してみて思ったのは「Organizer をやる意味がわからなくっているのは自分が何もしていないからでは?」と気付きました。大した努力も苦労もせずに「やる意味がわからない…」だなんて、なんておこがましいんでしょう。

そう思ってからは、できることは積極的にやっていくようにしました。気づくのが遅かったせいで具体的な行動ができたのは少ないですが、来年はもう少し能動的にいろいろできるようにしたいと思っています。

よかったこと

Kaigi on Rails 2022 が終わった後、スポンサー企業の方、スピーカーの方、参加してくださった方、たくさんの方からの「楽しかった」「良いカンファレンスだった」「勉強になった」というお声を目にしました。何よりもこういった感想がうれしいです。

また、Organizer として携わったことで自分の”軸”を再確認できたこともよかったです。
これについては後述します。

来年に向けて

反省に書いたとおり来年はもっと能動的にやっていきたいと思っています。
具体的には、ぼくはやはりコードを書いたり技術的な部分で関わっていきたい気持ちが強いので、Web サイトや cfp-app、sponsor-app あたりはメインで触っていきたいところです。

あとは配信周りにも興味があるので、その辺りの知識も蓄えていきたいお気持ちがあります。

クロージングで話があった通り、来年はオンラインとオフラインのハイブリッド開催を目指していることもあり今年以上に(作業量的にも精神的にも)大変そうではありますが、楽しんでいただけるカンファレンスになるようにがんばります。

自分の想い

「よかったこと」のところに「自分の "軸" を再確認できた」と書きました。
この "軸" というのは「RubyRails のコミュニティを盛り上げることにやりがいを感じる」というものです。

完全に持論で何の数値も根拠もないことですが、ぼくは「コミュニティの熱量と技術の衰退は相関関係がある」と思っています。つまりコミュニティが盛り上がっていればその技術が廃れる可能性は低いだろうということです。

ぼくは RubyRails が大好きです。今後もこの技術を使ってお仕事をしていきたいです。そのためにも RubyRails に廃れて欲しくないしそのためにできることは微力でもやっていきたいという想いがあります(というような話をはじめて Kaigi on Rails チームの皆さんとお話ししたときにも伝えた気がする)。

「できること」は人それぞれだと思いますし方法もさまざまだと思いますが、ぼくにとっては Kaigi on Rails の運営に関わることはその一環です。Kaigi on Rails という場を通じてコミュニティの活性化であったり、技術的な進歩であったり、ビジネスとしての成功であったり…といったことに、直接的にも間接的にも寄与できるものと思っています。

ぼくの活動の原点はこれなので、この気持ちはこれからも忘れずに持ち続けていたいし、Kaigi on Rails がそういう場であり続けるために自分にできることをし続けていきたいです。

おわりに

そんなわけで来年もやっていきます!
改めて Kaigi on Rails に関わってくださったすべての皆様に感謝申し上げます。来年もよろしくお願いします。